【製造業】自己PRの書き方|作成のポイントと注意点、職種別の例文をご紹介

自己PRの書き方|作成のポイントと注意点、職種別の例文をご紹介

自己PRの書き方|作成のポイントと注意点、職種別の例文をご紹介

製造業の転職活動に向けて、どのように自己PRを書けばいいか困っていませんか?
採用担当者は、応募書類の自己PRから人柄や能力を見ます。そのため、自分の魅力や強みを具体的にアピールできなければなりません。
この記事では、製造業の転職活動に向けて、自己PRを作成するためのポイントや注意点、職種別の例文をご紹介します。

自己PRを作成するための事前準備

自己PRを作成する前に、まずは「自己分析」と「企業分析」を行いましょう。
自分をアピールするためには、自分の良さや魅力を知らなければ作成できません。
また、応募先企業を分析することで、自分という存在を企業でどのように活かすことができるか、説得力を持ってアピールできます。
自己分析と企業分析は、自己PRをスムーズに作成しやすくする事前準備ですから、おろそかにせず取り組みましょう。

自分の強みや良さを棚卸しする「自己分析」

自己PRを書くには、自分自身をよく理解することが必要です。
自分が持っている強みや培ってきたスキル、育んできた価値観や考え方、過去の行動パターンなど棚卸しを行います。
業務を通じて自分が経験したことや得られた知識を紙に書き出し、「やりがいを感じたこと」「どのような評価を得てきたのか」「どんなこだわりをもって業務に取り組んできたのか」など、深堀りしてみましょう。
自分でも意識していなかった自身の良さや、能力を可視化することができるため、気づかなかった「やりたいこと」や「できること」の発見につながります。

応募先企業に対する理解を深める「企業分析」

製造業とは、一言で言い表せないくらい取り扱う分野が幅広く、製品は多岐にわたっています。
応募先企業がどのような分野に強みを持っているのか、どんな事業展開をしているのかなど調べてみましょう。
そして、どんなスキルや強みを持った人材を求めているか、事前に知ることで自己PRに書く方向性をつかむことができます。

製造業の自己PRを作成するポイント

自分の経験から生み出された自己PRは、仕事の理解度が高いと採用担当者から判断されるため、採用率UPにつながっています。
自己PRを作成する際、ただ単に経験した事実を羅列するのではなく、「なぜそうしたのか」「どう取り組んだのか」「どんな成果が出たのか」などを具体的に書きましょう。

経験した業務を具体的にアピールする

今まで経験してきた業務をアピールする際は、機材の名称や数字を用いて具体的に書きましょう
例えば、何人くらいの規模の工場に勤めていたのか、1人で作業を任されていたのか、ライン作業の一部を担当していたのか、業務の規模や担当できる工程などです。

・加工機の作業経験がある場合
どのメーカーの機械を操作していたのか、どのような加工を行っていたのか、と名称を使ってしっかり記載します。
どのぐらい加工技術や製品知識を持っているのか、担当できる工程は正確に伝えましょう。

・オペレーターの場合
使える機材やツール、ソフトウェアの名称を書きましょう。
オペレーター業務は、ボタン一つでできる作業から複雑な調整が必要なものまで、同じ業種の中でも難易度に差があります。
自分で考えて行動した経験があれば、どんなところに工夫したのかをアピールしましょう。

・ライン作業の場合
作業の正確さや効率の良さを書きましょう。
前後の工程を担当する人たちと連携したエピソードや、先輩にアドバイスをもらいに行く姿勢など、コミュニケーション能力をアピールすることができます。

業務の工夫や取り組みをアピールする

製造工場には、5S活動、改善活動、小集団活動など、職場環境を整える取り組みがあります
業務の工夫や自主的に取り組んだ経験もアピールポイントになります。
日頃行っている活動を自己PRに記載することは、採用担当者から「自分の仕事の意味をしっかり理解している」と評価されやすくなるポイントです。
主体的に業務に取り組める人物として、ポジティブな印象を与えることができるでしょう。

マネジメント経験があれば、大きなアピールポイントに

リーダーや班長などのマネジメント経験は、大きなアピールポイントになります。
正確に作業を進めることも大事ですが、人との協力体制を構築することや部下をまとめる力など、コミュニケーション能力を持っていることは、大きな強みとして表現できます。
自分なりに試行錯誤しやすい立場にあるため、自発的に取り組んだ施策があれば書きましょう。
まとめていた部下の人数やチームの環境づくりなどの実績もアピール材料になります。

製造業の自己PRの注意点

自己分析や企業分析を掘り下げていくと、伝えたい内容が多くなってしまうことがあります。
まとまりのない自己PRでは、何を伝えたいのかわからなくなるため、アピールする内容は2つ程度に厳選しておきましょう
一方、短すぎる自己PRでは、自分の強みや魅力を伝えるにはアピール不足になりやすく、採用担当者からはやる気がないと判断される恐れがあります。
文字数が少ない場合は、自己分析を深めて小さなエピソードの中からでもアピールできることを発見してみましょう。

製造業の職種別、自己PR例文集

製造業の「製造加工」「製造ライン」「機械オペレーター」「品質管理」、それぞれの職種別に例文をご紹介します。
自己PRを作成する際の参考にしてみてください。

製造加工

「前職では3年間、金属の切削加工に従事していました。
業務の中で成長を実感できたものが、試作品の制作です。試作品制作は、量産品の加工などで培った設計やプログラミングの知識を活かしながら、新たに挑戦できるやりがいのある業務でした。
鉄、アルミニウム、ステンレスなど、さまざまな素材を取り扱うことで、技術や知識、経験を積み重ねることができました。
また、成功するかどうか未知数なことでも尻込みすることなく、何でもやってみたいという気持ちを持てるようになりました。
貴社においても、新たに挑戦する気持ちと培ったスキルを活かして、業務に取り組みたいと考えております。」

製造ライン

「前職では5年間、自動車の製造ラインで部品の〇〇を担当していました。
チームリーダーとして6名をマネジメントした経験があります。
常日頃から作業の無駄がないかを考えております。同じ工程を担当するメンバーとも情報共有を行って意見交換するなど、作業の効率化を意識して業務に取り組んでまいりました。
また、5S活動の取り組みにも力を入れており、業務効率の向上や安全性の確保に務めました。
その結果、動線の見直しや工具の設置場所を改めるなど、業務の最適化を進めることができました。」

機械オペレーター

「約3年間〇〇製品の機械オペレーターとして、機械部品の製造に携わりました。
その業務の中で得意としてきたことは、機材の調整と〇〇樹脂の特性を理解することについてです。
〇〇樹脂は気温などの条件によって特性が変化し、成形不良が発生する恐れがあります。
前職では、取り扱う樹脂の特性を把握することで、〇〇機の温度や圧力調整を行い、高い技術が求められる製造も任されていました。
また、小集団活動の一環として、各自が持っているノウハウをマニュアルとしてまとめました。
若手社員を中心とした技術継承する活動を行い、不具合の削減に貢献することができたと自負しております。」

品質管理

「前職の家具メーカーでは、約5年間生産ラインの品質管理業務に携わっておりました。
生産コストの削減と生産性の向上を目的として、ITシステムや〇〇機の導入を行うなど生産ラインの再構築を担当しました。
システム担当とライン担当とのコミュニケーションを取りながら、問題点の洗い出しと改善策の提示を行い、プロジェクト実現に至りました。
生産ライン稼働後は、現場担当者からヒアリングすることで、改良と調整に務めました。
結果として、生産コスト○○%削減、生産量○○%増加を達成することができました。」

まとめ

今回は、製造業の転職活動に向けた自己PRの書き方について解説しました。
製造業は、取り扱う製品によって特徴がかなり異なります。
まずは、自己分析や企業分析を通じて、なぜ製造業で働きたいのか、自分の強みは何かなど、自分の内にある軸を明確にしましょう。
自己PRを書く上で重要なポイントは、経験した業務内容や取り扱ってきた機材などを具体的にアピールすることです。
採用担当者がどこに注目しているのか意識しながら、自分の言葉で自己PRの作成を行い、製造業転職を成功させましょう!

 

 

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