製造業用語辞典(ラ・ワ行)

製造業用語辞典(ラ・ワ行)

製造業でよく使われている専門用語を50音別にまとめている用語辞典です。このページでは、ラ・ワ行の専門用語をご紹介します。

ライニング

基材の表面または内面を比較的に厚く被膜する表面処理のことです。ライニングとコーティングの区分けに厳密な定義はありません。ピンホールレスの膜で1mm以上の厚みがあり、耐食性を必要とする場合にライニングと呼ばれることが多く、材料の厚みや用途によって呼び方が区別されます。

 

ライン生産方式

単一の製品を大量に製造するための方法です。作業員を一連に配置し、ベルトコンベアなどによって流れてくる部品の組立や加工を行います。流れ作業で数多くの製品を効率的に作ることができるため、少品種多量生産に適しています。決められた作業を行うため、職人的な技量は求められず教育コストはあまりかかりません。自動車や家電製品、食品などを製造する工場で多く導入されています。

 

ラジエーター

液体や気体を放熱するための装置で、熱交換器のひとつです。冷却する気体や流体、または熱源の気体や流体を周囲の空気や水に伝導させることで放熱します。熱くなりすぎた車のエンジンを冷却するためのものや、蒸気や温水を熱源とした暖房に用いられるものなどがあります。

 

ラベラー

製品にラベルを自動で貼る装置のことです。ラベル自動貼り機、ラベリングマシン、ラベリングシステムなどとも呼ばれます。製品の保管や使用の際に状態を保護することや、輸送をスムーズに行うことを目的としてラベリングを行います。ラインに組み込んで使用することが多く、文字やバーコードのプリントを同時に行えるものもあります。

 

ラミネート加工

異種の素材を貼り合わせる加工のことです。印刷面のみをシール状の透明なフィルムで貼り付けて積層させるもので「PP加工」とも呼ばれます。雑誌やカタログの表紙、書籍のカバー、ポスターなどに高級感を持たせたい目的などで用いられています。また、加工によって印刷面を水や傷から保護する役目もあります。一方で、印刷物全体がポリエチレンで密封されているものは「パウチ加工」と言います。

 

リードタイム

各工程の始まりから完了までにかかる所要期間のことを指します。作業を開始するまでの待ち時間から開発、仕入れ、生産、検査、物流などを含めた、発注から納品までにかかる時間を意味します。これらは、開発リードタイム・調達リードタイム・生産リードタイム・配送リードタイムの4種類に大別されます。

 

リードフレーム

ICやLSIなどの半導体パッケージに内部配線として使用される薄板の金属です。半導体チップを支持・固定し、外部配線へ橋渡しする役目をします。

 

リーマ

ドリルなどで空けられた穴を、所定の寸法に広げたり、形状を整えたりする目的の工具です。円筒または円錐状の形状で、通常6〜8枚程度の刃が側面についており、回転させながら下穴に通すことで穴の内側表面を切削します。ハンドリーマやマシンリーマ、チャッキングリーマなどがあり、形状や加工の目的によって使い分けられます。

 

リール

糸や電線、フィルムなどを渦巻状に巻き取る軸や枠のことです。

 

リーン生産方式

製造工程のムダを排除した生産方式のことです。「Lean(リーン)」とは、贅肉が取れたスリムな状態を意味します。1980年代にアメリカのマサチューセッツ工科大学の研究者たちが、日本のトヨタ生産方式などを研究し、再体系化・一般化したものです。製品や製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に減らそうとする目的があります。

 

リスクアセスメント

作業における危険性や有害性を洗い出し、リスクの見積もり、優先度の設定、リスク低減措置の決定、その結果を記録するといった一連の手法のことです。

 

リチウムイオン電池

繰り返し充電できる電池の一種です。リチウムイオンが正極と負極の間を移動することで充電と放電を行う仕組みです。コンパクトかつ大容量の電力を蓄えることができるため、携帯電話やPC、デジタルカメラなどに用いられています。

 

リニアモーター

一般的な回転式のモーターと異なり、直線運動する軸のない電気モーターのことです。磁石の吸引と反発によって推力が発生するモーターで、応用したものの一つに現在開発中の磁気浮上式リニアモーターカーがあります。

 

リペア

修理や修繕、復旧作業を意味します。工業製品や車両、機械などの修理、住宅の修繕作業、システムの復旧作業など、さまざまな分野で広く用いられている用語です。

 

ルータ

異なるネットワークを中継・転送する機器のことです。モデムやONUから受け取ったデータを、PCやタブレット、スマートフォンなど複数の端末に割り振り、同時にインターネット接続する役割をします。1つの回線に対して、複数の端末を同時接続するために欠かせない機器です。このほか、不要なデータを遮断するフィルタリング機能も持ち合わせています。

 

レアアース

スカンジウム、イットリウムなど17種類の元素の総称で、レアメタルの一種です。日本語では希土類(きどるい)とも呼ばれます。他の金属にレアアースを微量に混ぜると、各金属の性質を飛躍的に向上させることができる特徴があります。磁石や蛍光体、バッテリー、コンデンサ、光ファイバー、光学レンズ、研磨材、触媒、合金など、さまざまな用途に用いられています。

 

冷却水

エンジンを冷却するための液体を指します。別名クーラント液とも呼ばれます。エンジンを使い続けると内部の燃焼や摩擦による高熱で、オーバーヒートを起こしエンジンの破損へと繋がります。冷却水がエンジン内部を循環し、冷やすことで急激なエンジンの加熱を防ぎます。また、循環経路のサビや腐食防止効果などもあります。

 

レーザー加工

レーザー光を材料に当てて加工する方法です。複雑な形状の切断や、溶接、穴あけ、焼入れなどの加工ができます。金属やセラミック、プラスチック、木材、ガラス、ゴム素材、布地など、幅広い素材を加工することが可能です。また、刃物や研削盤などの消耗がなく粉塵も発生しないことから、メンテナンスの手間がかからないといったメリットがあります。

 

レガシーフリー

継続的に使われてきた旧来の規格や装置を搭載しない機器を指します。フロッピーディスクドライブを排除したPCなどもこれにあたります。

 

レコーダ

映像や音声などを記録するための機器の総称のことです。テープレコーダ、DVDレコーダ、ICレコーダ、HDDレコーダなど、記録媒体の種類によって分類されます。また、PCのハードディスクなどにコンテンツを記録するためのソフトウエアを指すこともあります。

 

レンダリング

コンピュータプログラミングを用いて、データを処理または演算することで、画像や映像、音声などを生成することです。WebブラウザがHTMLデータを元に画面表示することなどもこれにあたります。かつてレンダリングと言えば、数値データを元に3DCGコンテンツを生成することを意味していましたが、最近では「3Dレンダリング」と呼び、区別していることが多いです。

 

レンチ

ボルトやナットを締めたり緩めたりするための工具です。モンキーレンチなどの例外もありますが、一般的に先端部分がリング状になったものをレンチ、開放されたものをスパナと呼んでいます。めがねレンチ、モンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)、コンビネーションレンチ、トルクレンチ、六角レンチ、ソケットレンチなど、さまざまな種類があります。

 

労働災害度数率

労働災害の発生状況を評価する際の指標です。労働災害による死傷者数÷延べ実労働時間数×1,000,000で算出されます。

 

ローター

電動機や発電機、ロータリーエンジンなど、回転する部分の部品です。自身の軸を回転軸として回転し、熱エネルギーを回転動力として出力します。

 

ロジックアナライザ

デジタル回路の動作をチェックする測定器のことです。デジタル回路を構成している複数あるバスの大量データを同時に取り込み、解析・表示することができます。デジタル機器のテストやデバッグ作業に使用されています。

 

ロット

同じ時期に生産された同一製品のまとまりを指します。コストや作業効率を考えて、製造数をある程度まとめて取り扱う最小単位を意味します。

 

ろ過装置

液体や気体に混ざっている特定物質をろ過材などで取り除く装置です。内部にろ過のためのフィルター(ろ過材)を持ち、異物をこし取ります。鉄鋼や化学、繊維、紙・パルプ、ガラス、セラミックス、医療、医薬品、食品、水処理など、幅広い分野で利用されています。

 

ワイヤーハーネス

電気を伝える電線とその電気を外部に接続して伝達する端子、もしくはコネクタを組み立てた部品の集合体のことです。自動車の車内配線やさまざまな機械装置に組み込まれています。人間で例えるなら、神経や血管に相当する部品です。

 

ワイヤボンダ

ICチップやLSIチップなどの集積回路を導通用の金属細線で接続するための装置です。導通用の金属には主に金や銅、アルミニウムなどでできた超極細な金属線が使用されます。

 

ワインダー

巻き取り機、巻き上げ機、ウインチなどを指します。糸巻きやリールなどとも呼ばれています。円筒形の巻き銅を回転させ、ロープや鎖などを巻き取ったり戻したりする、主に重量物を上げ下げするための機械です。動力としては、人力や蓄力、電動機、エンジン、蒸気機関、油圧モーター、圧縮空気式などさまざまな種類があります。

 

ワッシャー

ねじを締める時に、ねじと被締結物の間に挟む薄い円状の金属部品のことです。ボルトとナットを締め付ける際に、ナットの下に入れて固着具と被締結物のなじみを良くします。被締結物の陥没の防止や損傷の軽減のほか、固着具を緩ませない、または緩んでも部品を脱落させないといった役割があります。

 

まとめ

製造業でよく使われている専門用語を紹介しました。わからない用語が出てきたら調べて、業務の理解を深めましょう。

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