チラシ配りに役立つ「GIS」ツールとは？
チラシ配りやポスティングで集客を行う場合、どこへどのように配布するかを考え、
いかにターゲットにチラシを届け、見てもらうことが第一です。
ポスティングは人手で行う作業ですので地元に根ざした土地勘のあるスタッフが
配った方が効果的且つ効率的に実施することができるでしょう。しかしながら
難しい課題でもありますよね。そこで配布する場所・エリア分析に便利なのが
『GIS地理情報システム』の活用となります。
GISポスティングとは？
人口数/世帯数等の統計情報とマップを組み合わせたマーケティングシステムで
ポスティング実施の際に特に注視する戸建数や集合住宅数・事業所数をはじめ、
町丁目単位での年収データ・昼間学生数・飲食店数もわかるため、エリア分析や
立地分析を行うことができます。
チラシを届けたいターゲット層が多く住む地域の絞り込みやレスポンスの高い
地域のエリア選定をデータ情報に基づいて決めることができるため、
無駄のない配布計画が立てられます！
ポスティングやチラシ配りで使用する場合、
あるエリアの「戸建住宅数・集合住宅数・事業所数」などの建物情報や
「ファミリー住宅数・お子様がいる住宅数・年収別世帯数」など世帯種類。
このような情報をもとにエリアを選定し、効果的な配布計画を立てることがポイントです。
それでは、いくつか事例を見てみましょう！
ケース①業種：クリーニング店求人
Q.お悩み：「若めの主婦層の方を採用したいから、場所を絞ってポスティングしたい」
20代～30代の主婦の方をターゲットとする場合、1ＲＯＯＭのマンション・アパート・古い一戸建ては
そもそもターゲットが住んでいない物件が多く、反響はあまり期待できません。
このケースの場合、ターゲットとなる物件は近年増加している区画整備された築年数10年前後の
新しい一戸建群が一番のターゲットとなります。
この様な一戸建群の場合、ご近所同士の横のつながりもあり、口コミによって複数の反響があるなど、
少ない枚数の配布でも非常に費用対効果の高い反響が期待できます。
ＧＩＳシステムを活用すると、丁目毎の性別、年齢層、物件の種類が分かるためターゲットの手元に
高確率で届けるようプランを計画することができます。
このように訴求したい「層」「場所」を定めることにより、どこに配れば良いか明確になると思います。
どの年齢層に訴求していくかを予め明確にし、ポスティングプランを組むことが重要！
ケース②業種：家事代行サービス
Q.お悩み：「池袋駅周辺の富裕層に認知してもらいたいんだけど、
どこに富裕層が多く住んでいるのかわからない」
▼ポスティング計画（下記図をご参照下さい）▼
池袋駅を中心として半径2キロ内で、「年収1000～1500万円の世帯のみ抽出」を条件として
3段階に色付けしてセレクトしました。
赤色の丁目が年収1000～1500万円の世帯が特に多い丁目となります。
緑色や青色の丁目は富裕層が少なく反響が期待できないので、高い反響が期待できる赤色の丁目のみ
配布することにより、配布人件費、印刷費のコスト削減に繋がります。
ケース③業種：学習塾
Q.お悩み：「世田谷区全域でファミリー層が多く住んでいる場所に配布したいんだけど、
どこにファミリー層が多く住んでいるかわからない？」
▼ポスティング計画（下記図をご参照ください）▼
世田谷区全域で「18歳未満の子供がいる世帯のみ抽出」を条件に6段階に色付けしてセレクトしました。
青色が濃い丁目ほど対象が少ない場所で赤色が濃い丁目ほど対象が多い丁目となります。
この結果に基づき、濃い青色の丁目は配布予定場所から外して、その部数分を駅前、学校前での
手渡しに切り替え、「ポスティングとサンプリングの両方を実施するのはいかがでしょうか？」
上記でご紹介させて頂いた条件はほんの一部で他にも「6歳未満の世帯のみ」「男性人口」「単身世帯」…
様々な条件で抽出可能です。
チラシ配りで配布効果を上げるコツ まとめ
初めてポスティングを試す方も、今までなんとなくチラシ配りをしていた方も、
このようにポスティングでうまく集客するためには目的を明確にし、ターゲットを絞ることが大切です。
そのためポスティングスタッフが目視で「戸建・集合・事業所」などセグメントする方法も良いですが
ＧＩＳシステムをうまく活用して、チラシ配りを行うエリア自体の分析・商圏分析も含めて、
ポスティング専門業者へ相談してみることをお薦めいたします。
また、実際にポスティングチラシ配りをする際に抑えておきたいコツは、
コチラのページでも紹介しています、ぜひ参考にしてみてください。
記事作成：スカイクルーズ(株) 街活事業部
次の記事：チラシ配布の宣伝・配布方法まとめ
