人材紹介会社の「登録型」と「サーチ型」の違いやメリット解説！
転職活動をしようと思っても、人材紹介会社に登録した方が良いのか、登録するならどの人材紹介会社に登録するのか、と悩まれる方も多いのではないでしょうか。この記事では、「登録型」と「サーチ型」に分類される人材紹介会社による違いや、人材紹介会社に登録するメリット・デメリットを解説します。
人材紹介会社に関する疑問や不安を解消し、上手に活用してスムーズな転職活動にお役立てください。
そもそも人材紹介会社って？
人材紹介会社とは、厚生労働大臣から許可を受け、職業紹介を行う会社を意味します。
働き手を探す企業と就職を希望する個人を仲介し、雇用契約が成立すると企業側から人材紹介会社に成功報酬が支払われる仕組みです。
求職者は、登録料や利用料を支払うことなく、サービスを受けられます。
専任のコンサルタントによるエントリーシートや職務経歴書等の書き方のサポートや、希望する条件に沿った就職先の案内など、求職者へさまざまなサービスを提供します。
「登録型」と「サーチ型」
人材紹介会社は、そのスタイルによって「登録型」と「サーチ型」が存在します。
２つの違いを確認していきましょう。
「登録型」とは？
サービスの提供にあたって、年齢や希望する雇用形態、給与や勤務地などを前もって登録するスタイルです。
多くの人材紹介会社が「登録型」に該当します。
人材紹介会社によっては、キャリアコンサルタントとの面談が行われ、条件の詳細や保有スキルなどを直接伝えることで、より希望条件にマッチした企業を紹介してもらいやすくなります。
人材紹介会社は非公開求人も多数保有しているため、登録することでより多くの求人情報から、自分の希望にあった働き方や企業を検索することができます。
「サーチ型」とは？
企業の求める人材や採用要件をベースに、人材紹介会社が保有するデータからマッチする人材を探し、紹介するスタイルです。
いわゆる「ヘッドハンティング」や「スカウト」と呼ばれるもので、企業がミドル〜ハイクラス人材（相場年収600万円～800万円）を探しているケースや、専門的なスキルを必要とするスペシャリストの採用で多く見られます。
人材紹介会社を利用するメリット・デメリット
求職者が人材紹介会社に登録するメリットやデメリットを確認しましょう。
メリット１：効率的な転職活動に繋がる
多数の求人情報から、コンサルタントが希望条件にマッチした求人のみを紹介してくれるため、人材紹介会社の利用により、効率的に転職活動を進められます。
求職者とは違った視点で、コンサルタントが求人検索をするため、思わぬ企業や求人との出会いも期待できます。
また、採用が進むなかで行われる企業との面接も、人材紹介会社がスケジュールを調整してくれるため、内定するまで企業担当者とのやりとりもありません。
勤務条件についても、間に入って交渉してもらえるので、希望を言いやすい利点があります。
メリット２：多数の求人案件をタイムリーに取得できる
一社だけでなく、複数の人材紹介会社に登録することで、さらに幅広い求人案件から就職先を見つけることが可能です。
特定の人材紹介会社にのみ求人を出している企業もあるため、二つ以上の人材紹介会社に登録することをオススメします。
なお、日々更新される求人情報の提供をタイムリーに受けられるメリットもあります。
デメリット：必ず希望する企業が見つかるわけではない
入社したい特定の企業がある場合、その企業が登録した人材紹介会社に求人情報を出しているとは限りません。
また、希望条件によっては、マッチする求人件数が少ない場合もあります。
必ずしも応募したい求人案件が見つかるわけではないことも念頭に置いておく必要があります。
人材紹介会社に関する疑問を解決！
ここからは、人材紹介会社へ登録するにあたり多くの方が疑問に思うことをまとめました。
求職者は本当に無料で利用できる？
コンサルタントによるさまざまなアドバイスやマッチする求人の提案サービスが本当に無料で受けられるのか、初めて利用する方は不安に思われるかもしれません。
人材紹介会社は雇用契約が成立した場合、企業側から手数料をいただくため、求職者は無料で求人マッチングサービスの恩恵を受けることができます。
いろんな人材紹介会社があるけど、どこに登録すればいいの？
たくさんあり過ぎて、どの人材紹介会社に登録すれば良いのか迷う、という声もよく耳にします。
ハイクラス転職に特化した会社や、看護や製造など特定の業種に強い会社、若手や派遣の求人が豊富な会社、I T職専門の会社など、各会社が持つ特性を見極めて登録先を選定すると良いでしょう。
とりあえず登録しておくのはOK？
現在の勤務先に不満がなくても「情報収集や自分の市場価値を確認する」「機会があればキャリアアップしたい」など、人材紹介会社への登録理由はさまざまです。
すぐに転職する意思がない状態で登録しても問題はありません。
最近では、転職時期を確認する質問のなかに「今は検討していない」という選択肢がある人材紹介会社も少なくありません。
今の会社よりも、自分に合った転職先が見つかる可能性もあるため、とりあえず登録しておき、情報収集のツールとして利用する方法もあります。
まとめ
人材紹介会社の違いに触れ登録するメリットや、まつわる疑問をまとめました。
転職を検討されている方は、人材紹介会社選びの参考にしてみてください。上手に活用して、より良い職場に巡り合う機会を増やしていきましょう。
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