ダイレクトリクルーティングとは？他の採用手法との違いについても解説

ダイレクトリクルーティングとは？他の採用手法との違いについて

ダイレクトリクルーティングとは、企業が人材採用のために、求職者へ直接アプローチする手法です。この記事では、企業の採用手法やダイレクトリクルーティングを受けるメリットなどについて解説します。ダイレクトリクルーティングを行う企業の特徴についても解説しているので、参考にしてください。

ダイレクトリクルーティングとは

ダイレクトリクルーティングとは、企業が主体的に考えた上で、求める人材に直接アプローチする手法のことです。
求職者が求人情報を探し出すのではなく、企業が求職者を見つけ出し、アプローチすることが特徴です。

ダイレクトリクルーティングが注目されている背景

昨今、人材採用市場がますます競争的になっています。厚生労働省の「一般職業紹介状況（令和4年1月分）について」によると、有効求人倍率は2014年以降1.0を上回る状況が続いています。
コロナ禍にもかかわらずこのトレンドは変わっていません。
そのため、企業側も受け身の姿勢で採用するのではなく、積極的に求職者へアプローチすることが求められています。
自社の求める人材に出会うためには、転職顕在層だけではなく、転職潜在層へアプローチすることも大切です。
このような状況から、顕在層から潜在層までに積極的にアプローチできる手段として、ダイレクトリクルーティングの有効性が高まっているといえます。
※参考：一般職業紹介状況（令和4年1月分）について｜厚生労働省

ダイレクトリクルーティングの手法

ダイレクトリクルーティングの手法は、大きく4つに分けられます。
ここでは、それらの手法について解説します。

人材データベースの活用

代表的な手法として、人材紹介会社や転職エージェントが持つ人材データベースを活用する方法が挙げられます。
企業がダイレクトリクルーティング向けサービスに登録済みの人材データベースから、求める人材を検索して直接アプローチします。
企業側の採用担当者が対象者を選定し、スカウトメールの文章を作成・送信し、返信があった場合には対応することになります。
ただし、スカウトメール送信の代行サービスもあります。

ビジネスSNSの利用

ビジネスSNSは、LinkedInをはじめとした、求職者にアプローチするための非常に効果的なツールです。
自社に興味を持っている人材を見つけるだけでなく、自社の強みや魅力をアピールすることで、求職者に自社への興味を持ってもらうことが出来ます。
またSNSの活用によって、自社のビジネスや業界のトレンドに関する記事を投稿したり、業界の専門家とつながることで自社のブランディングやマーケティングの効果を高められます。

採用イベントでアプローチ

キャリアフェアや就職説明会などの採用イベントに参加する方法も、ダイレクトリクルーティングの手法として挙げられます。
採用イベントに参加することで、直接対話をする機会が増え、求職者に興味を持ってもらうために自社の魅力や強みをアピールすることができます。
また、企業はコミュニケーションを通じて、求職者1人1人のニーズや要望について深く理解することができます。

リファラル採用

リファラル採用とは、現在の社員や知人を通じて、求職者にアプローチすることです。
リファラル採用は、既に自社に興味を持っている人材を獲得しやすいのが特徴です。
ただし、リファラル採用だけに頼ると、社員や知人のコネクションが限られている場合、新しい人材を獲得するための幅が狭くなってしまいます。

ダイレクトリクルーティングを受けるメリット

求職者側がダイレクトリクルーティングを受けるメリットは、大きく3つあります。
ここでは、それらのメリットについて解説します。

マッチングが高く、モチベーションが高まる

ダイレクトリクルーティングでは、企業が求める条件を満たす人材を選定し、直接アプローチするため、求職者とのマッチングが高い傾向にあります。
また人材紹介会社や求人サイトを介さず、企業から直接アプローチを受けることで、求職者は企業文化やビジョン、仕事内容、採用条件だけでなく企業の姿勢や熱量を感じることが出来、モチベーションが高まることも期待できます。

企業選びや応募の手間と時間を省ける

ダイレクトリクルーティングでは、求職者自身がアプローチする必要がなく、企業選びや応募の手間を省けます。
場合によっては、履歴書や職務経歴書の作成時間や手間を削減することも可能です。

知らない企業と出会える

ダイレクトリクルーティングによって、求職者側が知らなかった企業と出会える可能性も高まります。
求職者自身が見ていなかった分野や業界に興味を持ち、新たなキャリアチャンスを見出すことも可能です。

ダイレクトリクルーティングを行っている企業の特徴

ダイレクトリクルーティングを行っている企業には、以下のような特徴があります。

特に、新興企業やベンチャー企業などは、ダイレクトリクルーティングを行っていることが多いとされています。
これは、一般的な求人広告ではなかなか出会えない、優秀な人材を獲得するために、積極的な採用活動を行っているためです。

ダイレクトリクルーティングと、他の採用手法の違い

ダイレクトリクルーティングと他の採用手法の違いについて気になる方も多いでしょう。
ここでは、スカウトと人材紹介、求人広告との違いについて解説します。

スカウトとの違い

ダイレクトリクルーティングとスカウトは、何らかの形で企業が求職者に直接アプローチする手法である点で共通しています。
しかし、スカウトは、求職者がすでに転職活動をしているときに、別の企業からアプローチを受ける手法です。

人材紹介との違い

人材紹介は、人材紹介会社や転職エージェントが、求人情報を提供することで、求職者にアプローチする手法です。
人材紹介では、人材紹介会社が求職者の希望やスキルを詳しくヒアリングしてもらえるため、自分に合った求人情報を提供してもらえる可能性が高くなります。

求人広告との違い

求人広告は、求職者が自ら求人情報を探し、応募する形式です。
求職者自身で求人情報を探せるため、自分の条件に合った求人情報を探しやすい点がメリットです。
また、求人広告では、数多くの求人が掲載されていることから、幅広い業種・職種の求人を知ることも可能です。

まとめ

この記事では、ダイレクトリクルーティングを受けるメリットや他の手法との違いなどについて解説しました。
手法によってメリット・特徴は異なるため、仕事探しをする際には、自分の目的や状況に合った手法を選びましょう。
求人ポケットでは、多くの派遣社員の仕事を取り扱っています。
業種は、製造・重工業、オフィス・事務、エンジニア、販売・サービス、警備・メンテナンス、医療・介護などさまざまです。
お仕事を探している方は、ぜひ登録してください。
 

・「派遣お役立ち情報」記事一覧に戻る
https://www.my9.jp/v2/globalstyle/index.cfm?fuseaction=contents.fcts&cid=1730

・お仕事をお探しの方はこちら！
https://www.my9.jp/v2/globalstyle/index.cfm?fuseaction=job.joblist