製造業で働きたい!志望動機の書き方とポイントを解説|求められる適性や職種・経験別の例文をご紹介

製造業で働きたい!志望動機の書き方とポイントを解説

製造業で働きたい!志望動機の書き方とポイントを解説

製造業へ応募するにあたり、志望動機をどう書いていいか悩んでいませんか?志望動機は、応募者の本気度や意思をアピールする重要な項目です。当たりさわりのない文章を書いてしまっては、せっかくの志望動機の説得力が弱くなってしまいます。この記事では、製造業の志望動機を書くポイントや求められる適性、職種・経験別の例文をご紹介します。

製造業に応募する時の志望動機と書き方のポイント

製造業は、生産する製品によってさまざまな業種がありますが、基本的な志望動機の書き方は共通しています。
いくつかのポイントをおさえておけば、採用担当者の目に留まる志望動機を書くことができるでしょう。

◎志望動機の例文を使い回すことは避け、わかりやすい文章を書く

志望動機は、応募者の気持ちが一番表現されている部分として採用担当者が注目する項目です。
志望動機の例文をそのまま使うことや、いくつかの参考サイトにある例文をつなぎ合わせた文章を書くことは控えましょう。
採用担当者は、一日に何十通もの履歴書や職務経歴書を目にしていることが多く、例文の使い回しに気づかれやすいです。例文は、あくまで参考程度に留めておきましょう。
上手い文章を書く必要はありません。あなたの熱意ややる気をわかりやすい文章で書くように意識しましょう。

◎「この人と同じ職場で働きたい」と思わせる自己アピールを入れる

志望動機の内容は、単に仕事を志望した理由だけではなく、自己アピールも含めて書きましょう
採用担当者に「この人と同じ職場で働きたい」と思わせることで、好印象を持ってもらいやすくなります。

製造業の「志望動機」に書くべき内容

製造業に向けた説得力のある志望動機を作成するには、以下の3つを考えて文章を書いてみましょう。

◎なぜ製造業で働きたいのか

なぜ、ほかの業界ではなく製造業で働きたいと思ったのかを説明できるようにしましょう。
数ある製造業の中から、この業界を選んだ理由を掘り下げてみると良いでしょう。
例えば、コツコツと作業を進めていくのが好きな場合、自分が経験したきっかけやエピソードを含めてみることをおすすめします。
未経験者や異業種からの転職では、面接でも尋ねられることが多い質問ですので、答えられるようにしておきましょう。

◎この会社を選んだ理由を明確にする

なぜ、他社ではなくこの会社を選んだのかという理由を明確にしましょう。
応募企業は何を製造しているのか、どんな理念やビジョンを持っているのか、興味や関心を示すことが大事です。
企業のHPをチェックしたり製品について調べるなど、リサーチをしましょう。
知識不足だと、どの会社でも良いのでは?と思われてしまいかねません。
その会社の何に魅力を感じたのかを志望動機に盛り込みましょう。
会社に対する思いを伝えることができれば、好印象を与えることができます。
しかし、選んだ理由を思いつかないこともあると思います。
この場合は、同業他社と比べてみることで会社の強みを見つけ、その強みに魅力を感じたという方向性で志望動機を作成してみましょう。

◎希望する職種について

製造業にはさまざまな職種があります。
なぜ、その職種を希望しているかということも重要です。
「モノづくりに直接関わりたいから製造を希望した」「生産管理の立場から業務改善に貢献したい」など、具体的な理由を志望動機に込めましょう。
同じ職種の経験がある場合は、自分の経験やスキルを含めて伝えることで、即戦力になることをアピールできます。

製造業界で求められる適性を把握する

製造業で求められている適性を把握しておくことは、志望動機を書く上でどのように自分をアピールすればよいか、具体的に示しやすくなります。
一度、自分の性格を紙に書き出してみて、適性を発見してみましょう。

◎手を動かすこと・モノづくりが好き

製造業はモノを作る業種なので、「モノづくりが好き」であることは大切です。
多くの場合、製造工程は分業化しているため、好きな作業だけを仕事にできるわけではありません。
しかし、物を作る過程に喜びを感じることや、より良い製品づくりにチャレンジする意欲があれば、誇りを持って取り組むことができるのではないでしょうか。

◎一つのことを地道にコツコツ行うのが得意

製造業の仕事は、長時間に渡って同じ作業を何度も繰り返す特徴があります。
一つの作業を毎日何時間も淡々と繰り返すことは、全ての人にできることではない適性です。
コツコツと地道に取り組むことができるのは、製造業において大きなアピールポイントになります。
任された仕事を根気よく続けることができれば、大きな信頼を得られるでしょう。

◎正確さが求められる作業に真面目に取り組める

製品の品質を保つために、製造業においては作業を正確に行うことが重要になっています。
作業内容によっては、緻密な正確さを求められることから、正確に作業することが得意であることは大きな強みです。
小さな改善や努力の積み重ねは、製品の安定を生み出すことにつながります。
ひたむきに物事に取り組むまじめさは、製造業にとって重要な役割を果たすと言えるでしょう。

志望動機のNG例

以下の3点にある志望動機は、採用担当者に良い印象を与えないので注意するようにしましょう。

◎条件面や自分の希望ばかり書く

志望動機に求められる内容は、会社にとって業務に貢献できる人材かということです。
「時給が良かったから」「家から近かったので」「残業が少なかったから」などと率直に書くのは、仕事に対する意欲がないと誤解されかねません。
「もっと良い条件の職場があれば、そちらを選ぶのでは?」と採用担当者に思われるかもしれません。
条件や待遇が魅力で応募したのが本心だとしても、志望動機ではその部分ばかりを強調せず書き方を工夫しましょう。
また、採用が決まったらこうしてほしいといった個人的な要望を書くのもNGです。

◎具体性に欠けた内容

どこの会社にも当てはまりそうな、具体性に欠けた志望動機は「製造業でなくてもいいのでは?」「うちの会社で働く必要性を感じない」と受け取られることがあります。
また、「他社の応募書類にも使い回しているのでは?」と思われる可能性もあります。
企業側としては、製造業や職種に熱意を持ち、会社の戦力となる人材を求めています。
この人を採用しても会社にメリットがないと採用担当者に思われないよう、志望動機には具体性を持たせましょう

◎志望動機が上辺だけに聞こえる

とにかく仕事を決めたい一心で、気持ちのこもっていない上辺だけ取りつくろった志望動機は、採用担当者に見透かされています。
やる気や熱意を見せるのは大切ですが、具体性がなく漠然としていて力技だけで乗り切ろうとするのはおすすめできません。
なぜその会社で働きたいのかよく考えてみましょう

製造業の職種・経験別、志望動機の例文集

製造業の「製造」「加工」「検査・検品」「生産管理」「梱包・積み込み」、それぞれの職種と経験別に例文をご紹介します。志望動機を作成する際の参考にしてみてください。

◎製造

【経験者】
「前職では、5年間自動車の製造ラインを担当していました。ライン作業にやりがいを感じていましたが将来を見据え、より専門性のある製造に携わりたいとの思いから転職を決意しました。貴社では、これまで身につけた経験を活かし貢献する所存です。前職では、新入社員の研修業務も受け持っていたことから、ゆくゆくは後進を指導する役割を担っていきたいと思っています。」

【未経験者】
「前職のホームセンターでは、工具を取り扱う売り場を担当していました。工具を購入されるお客様との会話から製造業に対する魅力を感じ、モノづくりの現場で働いてみたいという思いを強く持つようになりました。貴社の研修制度が充実していることを知り、未経験からでも成長できる環境に魅力を感じたことと、〇〇という製造に携わりたいとの思いから応募しました。入社後は真摯に学びながら技術を磨いて、貴社に貢献したいと思います。」

◎加工

【経験者】
「前職では、マシンオペレーターとして、マシニングセンタによる加工業務を7年間担当していました。金属加工の分野で切断、プレス、切削、研磨など一通り行ってきましたが、貴社の取り扱う非金属素材の精度の高い技術に魅力を感じました。この分野で自分の技術を成長させ、貴社に貢献したいとの思いから応募させていただきました。」

【未経験者】
「業務としては未経験ですが趣味でバイクに乗っており、自分でカスタムやメンテナンスを行っています。長時間コツコツと細かな作業を行うのは得意だと自負しています。マシニング加工を得意としている貴社で、自分の強みを活かしながら成長できると考え、このたび応募いたしました。入社後は、資格取得支援制度を活用しながらスキルアップを目指し、業務に取り組んで参りたいと思います。」

◎検査・検品

【経験者】
「前職では、機械部品の検品業務を担当していました。さらなる専門性を持って業務に取り組みたいとの考えから、QC検定の4級を取得しました。常に高品質な製品を提供する貴社に魅力を感じ応募いたしました。前職で培ってきた技術を活かし、より一層品質を高められるよう貢献したいと思っています。」

【未経験者】
「業務では未経験ですが、趣味でプラモデルの制作をしています。細かな作業を長時間集中して取り組むことには慣れておりパーツの補修も得意です。そのため、貴社の検査業務でも趣味で培った適性が活かせるのではないかと考え応募いたしました。」

◎生産管理

【経験者】
「前職の食品メーカーでは、生産ラインの管理業務に携わっていました。〇〇○万円のコストダウンを達成するプロジェクトでは、生産ラインや各種設備を見直し、作業マニュアルの刷新にも取り組みました。結果として業務効率が改善し、目標よりも多くコストカットすることに成功しました。このまま生産管理の現場で働き続けたかったものの他部署への異動が決まりました。元の部署への配置転換の希望も叶わなかったため、このたび転職を決意しました。貴社では、中途入社だからこそ持てる新しい視点を仕事に活かすことで、業務効率の向上や改善に貢献していきたいと思います。」

【未経験者】
「製造業は未経験ですが、前職の小売店ではアルバイトのシフト管理や商品の発注業務を行っていました。店舗では、スタッフ間のコミュニケーションが円滑に行われるよう意識して取り組んでいました。貴社においても、前職で培った風通しの良い人間関係を構築する力を活かして、製品づくりを支えていきたいと思っています。」

◎梱包・積み込み

【経験者】
「前職の製造工場では、荷受けや在庫管理を担当しておりました。主に化学薬品を取り扱っていたことから安全性を確保しながら、より効率的に業務を改善していくことは、難しいと感じつつもやりがいのある仕事でした。業務縮小のあおりから前職の製造工場は閉鎖してしまったのですが、このたび貴社が新設した〇〇工場という新たな環境で、心機一転挑戦したいと思い応募いたしました。前職で培った経験とフォークリフト免許ならびに危険物乙種4類の資格を活かして、即戦力として長く勤めたいと思っています。」

【未経験者】
「前職の印刷会社では印刷工の仕事のほかに、製本会社から加工されて戻ってきた本を梱包し発送する業務にも携わっていました。早すぎる納品もクレームにつながるため、正確に取り組むことを常に心がけていました。体力面は、趣味でランニングをしていることから自信があります。多種多様な製品を取り扱う貴社で、精一杯努力し貢献できるよう取り組みたいと思います。」

まとめ

今回は、製造業の志望動機について解説しました。応募企業について調べてみることや、製造業で求められる適性を把握することは、志望動機を書く上で重要なポイントです。経験者は、これまで培ってきた経験やスキルを、応募先企業にどのように活かせるかアピールしましょう。未経験者は、自分がこれまで行ってきた経験を、製造業への興味・関心と交えながら書くことをおすすめします。
採用担当者の視点を念頭に置きながら、自分の言葉で志望動機を作成し製造業転職の成功をつかみとりましょう!

 

 

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